壮年性脱毛症とAGAの違いとは|原因追求@壮年期ハゲ一挙改善


壮年性脱毛症とAGAの違い

まず先に結論を述べてしまうと、壮年性脱毛症とAGAは同じです。同じであるのになぜ言い分けをしているのかという疑問が生じるわけですが、壮年性脱毛症とは、30代~50代でAGAに悩む男性の脱毛や薄毛のことを指しています。ポイントは、30代~50代の働き盛りの壮年期であることと、AGAであることです。AGAで無ければ違う病名がつけられます。

壮年性脱毛症の他にも、若年性脱毛症(10代~20代)があり、患者さんの年齢により使い分けられます。なので正直言ってしまえば、対策はAGAと同じ対策をすれば間違いないというわけですが、10代の人と50代の人では同じAGAといっても原因が異なりそうなのは想像がつくかと思います。

同じAGAだとしても正しい対策は、壮年世代のAGAをターゲットにした原因追求と改善が適切だといえます。

壮年性脱毛症の特徴

30代~50代の人に起こる薄毛の症状「壮年性脱毛症」は、30代を過ぎた男性のうちおよそ9割近くが該当するといわれる脱毛症です。壮年性脱毛症は、AGAの一種なので症状はAGAと同じで、抜け毛が増え薄くなり、次第にハゲ化するといった症状です。時間をかけ、ゆっくりゆっくりと進行が進んでいくため本人でもなかなか気づきにくく、場所によっては家族や知人に指摘をされ気づく場合も多いです。

症状のあらわれる部位は、生え際・頭頂部・つむじで、壮年性脱毛症(AGA)のハゲ方は千差万別。代表的なもので「M字型脱毛症」「U字型脱毛症」「O字型脱毛症」があり、特徴は下記の通りです。

M字型脱毛症→額の生え際から後退していき、M字型ハゲへ。こちらは壮年性脱毛症の代表的な症状の一つです。

O字型脱毛症→頭頂部を中心に輪のように徐々に拡大していく。このパターンは本当に気づきにくく厄介。

U字型脱毛症→生え際と頭頂部の両方から進行していく。M字とO字の両方のパターンを併せ持ち、目に見えてハゲに見えやすい。

壮年性脱毛症は全体が薄くなるのではなく、脱毛部分から徐々に進行していくのが特徴です。

実は壮年性脱毛症は、男性だけの悩みではありません。AGAは、男性特有の脱毛症というイメージがありますが、実は女性にも男性ホルモンが備わっているため発症する可能性は十分にあります。女性の場合、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が多いので比較的発症しにくい傾向にはありますが、女性の壮年期はホルモンが乱れがちになるため、発症する人は少なくありません。その場合、呼び名が女性向けに変化し「FAGA」(女性男性型脱毛症)と呼ばれます。男女共、薄毛の悩みを抱えやすいのが壮年期でもあります。

壮年性脱毛症・AGAの原因

では、一体何が原因で壮年性脱毛症(AGA)の引き金になっているのでしょうか。それぞれの原因をみていきましょう。

男性ホルモンの働き

毛乳頭には男性ホルモンの一種であるテストステロンが存在します。通常は髪を太く発毛させるホルモンなのですが、テストステロンが皮脂腺近くに存在する「5αリダクターゼ」という酵素と結びつくとDHT(ジヒドロテストステロン)という強力な男性ホルモンに変換されます。DHTが、毛乳頭細胞にある受容体(アンドロゲンレセプター)と結合すると、「TGF‐β」という脱毛因子が生成。

通常、毛髪は毛乳頭細胞が毛母細胞へ指令をだすことで生成されますが、TGF‐β が一定量増えることで「髪をつくるな!」という指令が出てしまい毛母細胞の分裂を抑制してしまうのです。こういったホルモンの変化は30代~40代の壮年期にはじまることが非常に多いです。

ヘアサイクルの変化

毛髪は通常、成長期(2~6年)退行期(数週間~1ヶ月)休止期(3ヶ月~4ヶ月)というサイクルを繰り返していますが、壮年性脱毛症が発症すると成長期の期間が短くなります。実際に脱毛因子であるTGF‐βの影響で平均4~6年の成長期が、数か月~1年に短縮されるケースもあるそう。成長期が短縮されると、一気に休止期に入るため髪が細く弱々しく、短いまま抜け落ちることになってしまいます。発毛している毛穴が少なくなり全体の毛髪量も減少。ヘアサイクルは頭皮環境に影響される場合が多く、働き盛りで忙しい壮年期は手入れが怠りがちで、頭皮環境も悪化する一方。壮年期は、ケアなしでヘアサイクルを正常に保つのは至難の業です。

遺伝

壮年性脱毛症の原因の一つに遺伝もあげられます。身内に薄毛の人がいる場合、いない人よりも発症しやすい傾向にあると考えらえられますが、遺伝的要素をもっているからといって、必ずしも薄毛になるというわけでもありません。必要以上に心配することはないでしょう。心配のしすぎはかえってストレスとなり、発毛環境に悪影響を与えてしまうので要注意です。

生活習慣(食事・ストレス・睡眠・タバコ)

口から取り入れた栄養は血液と一緒に体中へ分配されます。過度なダイエットや乱れた食生活で栄養が偏ると、生命の維持に関わらない頭皮への栄養配給は後回しにされてしまいます。頭皮が栄養不足になると、丈夫な毛髪も育ちません。また、過度なストレスは血行不良を起こし毛乳頭への栄養供給を妨げます。仕事が忙しく、つい食事や睡眠がおざなりになってしまう30代~50代は特に注意が必要です。

睡眠中は成長ホルモンの働きによって細胞が成長、修復を行う貴重な時間。特に10時~2時は分泌量が多くなるといわれ、その時間帯にいかに良質な睡眠をとるかがキーポイントとなります。きちんと睡眠をとらないと、毛母細胞の修復が十分にされないため毛髪をつくることができなくなってしまいます。

一見関係なさそうに思える喫煙も要注意。タバコに含まれるニコチンは交感神経を刺激する作用があり血管を収縮させる作用があります。血流が滞ることにより酸素やエネルギーの供給が妨げられ、抜け毛や薄毛を引き起こします。髪の将来を決める大切な次期だからこそ、ご自分の生活を見直してみましょう。

壮年性脱毛症になりやすい人

壮年性脱毛症になる原因が理解できたところで、どのような人がなりやすいかといえば、ご想像はつくかと思いますが1個でも項目があてはまる人は要注意!

①お酒が大好きな人
お酒が好きな人は壮年期脱毛症になりやすいといわれています。 栄養は髪の毛にもちろん大切なわけですが、お酒を飲むことでその栄養を破壊してしまったり、肝臓に負担がかかることで、髪の毛を作るたんぱく質を生み出すことが出来なくなります。 また、お酒の席では油っこいものや塩辛いものが多くあり、髪に大切なバランスの良い食事が出来ませんし、薄毛の原因であるDHTを増加させてしまうこともわかっています。
②夜に入浴をしない人
髪の毛が清潔な状態でいることが育毛には必須です。一日仕事をしてきて汗や汚れ、皮脂が毛穴に詰まったまま寝ていては、夜に更に雑菌も繁殖し、髪が生える状態とはいえません。生えるどころか成長まで止めてしまっているわけです。また、髪を洗うことで血行も良くなるため栄養を運ぶ効果もあります。寝る前に一日の汚れをしっかりと落とし、血行を高め栄養を髪に行き渡らせやすくする土台を作ってから寝ましょう。
③食生活・睡眠時間が不規則な人
生活が乱れている人はヘアサイクルも乱れがちです。ヘアサイクルが乱れることで、髪を丈夫にする成長期が短くなりますから、壮年期脱毛症を引き起こす危険性があります。また睡眠時間が乱れがちな人は、ストレスを抱えやすかったり、うまく解消できていない可能性もあります。ストレスが増えるとホルモンバランスに乱れが生じることがあります。分泌が乱れると髪が抜けやすくなり、壮年性脱毛症の可能性も正常な人と比べるとグッとあがります。

壮年性脱毛症・AGAの対策法

壮年性脱毛症(AGA)はゆっくりと進行が進むため、初期のうちからケアや治療を始めることで脱毛の進行を食い止めることが可能です。ご自分で出来る簡単なケアから専門的なケアまで対策法をご紹介します。治療やケアはすぐに止めては何の意味もありません。どれが続けやすいか、どれが合っているかしっかり見極め長く続けていきましょう。

頭皮を清潔に保とう

頭皮は皮脂量が多く細菌が繁殖しやすい場所で、皮脂量はTゾーンの2倍ほどもあり、かゆみなども起こりやすくなります。手入れを怠ると皮脂が毛根につまって新陳代謝が下がり栄養が行き渡りません。毛の土台となる頭皮が健康でないと丈夫な髪の毛は育ちませんから、適切な頭皮ケアで頭皮を清潔に保ち、髪の毛が健康に育ちやすい環境をつくることが大切です。汗をかきやすい夏場や、整髪料をつけたときは特に髪に優しいシャンプーで、しっかりと汚れを落としてあげましょう。壮年期は更にギトギトな皮脂が出やすいですし、それが髪の汚れと合わさると臭いも発生するため、こまめに頭皮の状態を確認しましょう。

血行と代謝を高めよう

頭皮が硬く緊張した状態だと血流も滞ってしまうので、頭皮マッサージで柔らかくほぐしてあげましょう。マッサージは地肌の血液循環をよくして栄養を行き渡らせ、毛乳頭の働きを高めて毛を抜けにくくする効果があります。脂腺の働きも盛んになってくるので、頭皮に適度な油分を与える役割も。

朝、晩寝る前やシャンプー後に、マッサージを行います。この歳に育毛剤や頭皮用のローションなどを使いできるだけ摩擦を少なくしましょう。生え際から頭頂部へ向け両手の指の腹で円をかくように、爪を立てないように注意しながらやさしくもみほぐしてあげましょう。

頭頂部に百会(ひゃくえ)という血行促進のツボがあるので、2~3度痛気持ち程度に押してあげると血行がより高まり育毛効果もアップ。ストレスも溜めやすい壮年期、だからこそマッサージでストレス問題も一緒に解決しましょう。

髪に良い栄養を摂取しよう

健康な髪をつくるためには十分な栄養補給が必要です。特に髪の毛の原料となるタンパク質、ビタミン、亜鉛は積極性に摂取しましょう。ビタミンBは、毛髪の成長を促す作用があり育毛には欠かせません。さらに、ビタミンEは血行促進、血管の老化をまねく過酸化脂質を抑制する働きもあります。亜鉛は髪の毛の原料となるケラチンの合成助ける成分ですが、アルコールやストレスなどで消費されるため不足しがちな成分です。

またケラチンは体内でほとんど合成されないため、体外からの摂取が必要不可欠な栄養素です。とはいっても規則正しい食事すらままならない方も多いのではないでしょうか?そんな時にオススメなのがサプリメントです。上手に活用してしっかり栄養補給をしましょう。

育毛剤に頼ってみよう

食事や生活習慣を見直すことも大切ですが、いきなりすべてを改善するのは難しいですよね。そんなときは育毛剤に頼るのもひとつの方法です。育毛剤には5αリダクターゼを抑制する成分(オウゴンエキス、ヒオウギエキス、チョウジエキスなど)や、血行促進作用のある成分(センブリエキス、トウガラシチンキ、ニンジンエキスなど)が配合されています。

また、抗菌、抗炎症作用のあるものも多く、頭皮のかゆみやニキビなどのトラブルを防止することも可能です。普段の生活に取り入れることで頭皮環境が整えられ、育毛効果を高めることができます。他のケアが現実的に難しいという方には、時間も手間もかからなく効き目もバッチリの育毛剤がおすすめです。

状態次第では病院も

壮年性脱毛症は、一度発症すると自然に治癒することはありません。放っておくと薄毛はどんどん進行し、脱毛した毛穴から再び毛を生やすことはほぼ不可能だといわれています。薄毛の進行を食い止めるには、早期のケアが大切。治療には育毛剤などを使用した自宅ケアから皮膚科や美容外科、薄毛専門クリニックの利用などがあげられます。それぞれの特徴をみていきましょう。

▼一般病院の皮膚科
治療はプロペシア(フェナステリドを主成分とする薬剤)を中心に行われます。 プロペシアはDHTを抑制する薬剤なので、育毛というよりは薄毛の進行を抑制する目的で処方されることが多いでしょう。
▼美容外科
美容外科での治療はAGAの専門外来を設けている場合のみ可能です。 プロペシア、ミノキシジルなどの薬剤を使った治療、サプリメントや漢方などによる生活習慣の改善なども指導してもらえます。また植毛施術を受けることも可能。
▼薄毛専門のクリニック
薄毛の早期対策を望むのであれば薄毛の専門のクリニックがおすすめです。プロペシア、ミノキシジル、アロビックスなどの内外薬、注射、植毛はもちろん、最先端の育毛治療を受けることができます。 美容外科の専門外来と同じようにサプリメントで内側からのケアも受けることができます。治療で用いられる代表的な薬剤、プロペシア、ミノキシジル、アロビックス液についてご説明します。
プロペシア
AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する作用があります。副作用リスクをさけるため、女性への投与は認められていません。また、妊娠中の女性については、男児の性欲器官への影響が考えられるためフェナステリドに触れることも避けた方がいいとされています。
ミノキシジル
血管拡張作用があり、毛乳頭へのスムーズな栄養供給をサポートします。育毛効果の高い薬剤ですが高い分副作用もあり、内服薬の場合、めまい、頭痛、動悸、むくみなどが報告されています。外用薬ではかゆみ、フケ、かぶれなど。また、副作用のおそれから授乳中、妊娠中の女性への投与は禁止されています。
アロビックス液
塩化カルプロニウムを5%含有した脱毛症の薬で、1969年から発売されているプロジンが医薬のジェネリック薬品にあたります。塗布した部分の血管を広げ、血流を増やす作用があります。5%含有のものは効果が高いため医師の判断が必要です。

病院を頼る場合はそれなりにお金もかかりますし、薬は体の負担になる場合もありますからまずは身近に出来るケアから始めるのがおすすめ。ただし、一刻も早く安心がほしい人や、自分ではもうどうすることもできないといった場合は、すぐに受診すべきです。

まとめ

壮年性脱毛症はAGA(男性型脱毛症)の一種だということがわかっていただけましたでしょうか。原因や、対策はAGAと同じわけですが、壮年期は特に薄毛の要因が幅広く散らばっています。自然に治ることはなく、放っておくと薄毛がどんどん進行していきます。身内にAGAの人がいるストレスを抱えやすい人食生活が乱れがちな人睡眠時間が少ない人は要注意。食事やサプリメントなどで生活習慣を見直し、育毛剤で頭皮環境の改善をはかりましょう。多くの人が悩む壮年性脱毛症、早めの対策を心がけ、更に上の世代になったときに笑って過ごせる未来を目指しましょう。

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