女性特有の脱毛症まとめ@種類と症状・タイプ別原因から対策まで

髪の毛が薄くなるのは、男性ばかりではありません。実は、女性にも薄毛や抜け毛に悩む人は多く、近年では悩みを抱えている人は急増しています。髪の毛が薄くなるのは老化が原因と勝手に決めつけるのはよくありません。薄毛になる原因は絶対に存在し、中には思わぬ病気を患っている危険性すらも。取り返しがつかなくなる前に、女性特有の脱毛症を理解して対策を心がけていきましょう。

女性が脱毛症になるの?

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脱毛症とは、文字通り、髪の毛が抜け落ちるとか細くなるなどして、全体が薄くなってくることをいいます。髪の毛にはヘアサイクルという生え変わりの周期があり、この一連の周期は4年から6年と言われます。

その間に、髪の毛が生える「成長期」成長が止まり抜けるのを待つ「退行期」次の発毛を待つ「休止期」という3つのクールがありますが、脱毛症の人のヘアサイクルは、成長期が短いのが特徴です。成長期が短くなる原因は、一昔前まで加齢が主だといわれてきましたが、脱毛症にもさまざまなタイプがあり原因もそれぞれということが分かってきています。若々しさや女性らしさは、髪の毛の印象が大きく関わるため、髪の毛の悩みは深刻になってしまいがちです。

最近では、髪の毛自体を補修、ケアするシャンプーやトリートメントだけでなく、育毛剤やサプリメントなども注目されてきています。ただ、その効果がきちんと出るかどうかは、自分自身の薄毛がどのタイプか、原因は何かを見極めることが大切になってきます。

女性の脱毛症の種類と症状

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一口に「脱毛症」と言っても、その種類は様々あります。主に有名なものをご紹介していきましょう。

女性男性型脱毛症(びまん性脱毛症)

女性特有の脱毛症で、全体的に髪の毛が薄くなり、進行すると地肌が透けて見えるようになります。原因は、加齢に伴う女性ホルモンの減少や、ストレス、乱れた食生活や生活習慣が影響しているといわれていますが、はっきりとしたものはまだ解明されていません。
もともと、女性ホルモンには、髪の毛の成長を促すことやツヤやハリを保つ働きがありますが、更年期に近づくとホルモンの分泌が少なくなるため、髪の毛に元気がなくなり、抜けやすくなります。ですから、びまん性脱毛症を発症している人は、同時に髪の毛が細いとかパサつきといった髪の毛の異変が起こっていることが多くあります。

円形脱毛症

髪の毛に円形、もしくは楕円形の脱毛が起こることを言います。気づいたらある一部分の髪の毛がなくなっているなど、突然発症することが多いのが特徴です。
また、髪の毛を引っ張ると、特に痛みもなく一か所で多くの髪の毛が抜けます。円形脱毛症は、一か所だけではなく、複数の箇所で起こることもあります。原因として現在有力だとされているのが、免疫系の疾患だということ。はっきりとしたことはわかっていませんが、強いストレスなどが誘発要因となり、発症するのだといわれています。時間の経過とともに自然と髪の毛が生え、気づけば治っているというケースが多いようです。

牽引性脱毛症

髪の毛を引っ張りすぎることで、薄毛や抜け毛を引き起こしてしまうのが、牽引性脱毛症です。ポニーテールや、お団子などのまとめ髪で、きつく髪の毛を引っ張って結んでいると、毛穴に負担がかかり、髪の毛が抜けやすくなるだけでなく、生えてきても細くて柔らかい髪の毛になってしまいます。アップスタイルばかりを続けるのではなく、たまには髪の毛を下ろしたダウンスタイルで毛穴に負担をかけないように、休ませてあげましょう。
また、エクステンションもその原因の一つです。エクステンションは、いわば髪の毛の重りのようなもの。毛根にずっと負荷をかけている状態が牽引性脱毛症を引き起こすこともあるのです。ドライヤーやヘアアイロン、髪の毛をとかす時など、無理に引っ張りすぎることもやめましょう。

娩後脱毛症

多くの女性が脱毛症に悩むのが、出産後です。娩後脱毛症は、出産を終えた女性に発症する脱毛症です。妊娠が成立してから出産するまで、女性ホルモンは赤ちゃんを育てる環境づくりのために、いつもより多く分泌をします。女性ホルモンのエストロゲンには、ヘアサイクルの中の成長期をゆっくりと進ませる働きがあり、長い間、成長期の髪の毛として毛穴に留まらせることができます。女性ホルモンの分泌量が増える妊娠中は、抜け落ちる髪の毛が少なく髪の毛も美しさも保ってくれますが、産後は女性ホルモンが急激に減少するため、今まで女性ホルモンのおかげで抜け落ちることのなかった髪の毛が一気に抜け落ち、毛質も荒れやすくなるのが特徴です。出産後数カ月から1年くらい続きますが、女性ホルモンの分泌が元に戻って安定し始める頃から、徐々に髪の毛の状態も落ち着いてくることがほとんどです。

批糠(ひこう)性脱毛症

フケなどの皮膚が毛穴をふさぎ、そのせいで皮膚呼吸ができなくなることや、雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮環境が悪化することで脱毛が起こる症状です。主な原因は、頭皮の乾燥。シャンプーのし過ぎや、ストレス、生活習慣などが影響して頭皮が肌荒れを起こした状態となり、頭皮の血行が悪くなることで髪の毛にも栄養がいきわたりにくくなります。髪の毛がやせ細って抜けてしまうことで、どんどん薄毛になっていくのです。改善のためには、髪の毛のケアよりも頭皮のケアをすることです。頭皮に刺激を与えないように、刺激の少ないシャンプー剤を選び、優しく洗うことや、マッサージで血行を良くするなど、頭皮を健康にすることで、自然と髪の毛にもいい影響が出てきます。

若年性脱毛症

女性の脱毛症は、一般的には更年期を迎える頃の年齢から起こり始めることが多いとされていますが、最近では若い世代にも増えています。若年性脱毛症は、20代や30代に起こる症状です。この原因は、ストレスや食習慣、生活習慣の乱れや睡眠不足によるものが大きいといわれています。特に、この世代はがむしゃらに仕事や家事、育児を行い、毎日の生活にかなりのパワーを使います。
無理をして遅くまで残業したり、眠気や疲れはそっちのけで遊びや仕事に打ち込むこと、また、食事も簡単なもので済ませたり、また栄養が偏りがちなダイエットなど、体と心にストレスをためてしまいがちです。

そのほか、おしゃれのためにヘアカラーやパーマを繰り返すことでの頭皮へのダメージを与えることも原因の一つ。若年性脱毛症は、生活や食習慣を正し、ストレスをためないように生活することで大きく改善するといわれています。

自分がどの脱毛症を起こしているかを理解して、原因となる要因を改善することから始めてみましょう。判断が難しい場合は、自分で決めずに医師に相談してみましょう。

女性の脱毛症の原因とは

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女性の脱毛には、様々な種類がありましたが、ほとんどの脱毛症に共通している原因は、ホルモンバランスの乱れによるものです。女性は、もともとホルモンバランスが乱れやすく、1カ月の間にエストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンの分泌量が大きく変わります。体調もそれによって左右され、生理前には体がだるいとか熱っぽいなどの症状が現れ、健康であってもいつも一定の状態ではありません。女性ホルモンの分泌バランスは、自律神経がつかさどっています。自律神経は、臓器の動きや私たちの感情にも影響を与え、全身すべてに関わる重要なものですが、生活習慣や食習慣の乱れがストレスとなると、自律神経のバランスも崩れ、女性ホルモンもアンバランスになってしまうのです。

また、自律神経の乱れは、血流を悪化させる原因となります。頭皮の血行が悪くなると、十分に栄養が行き届かなくなるため、髪の毛が徐々にやせ細るだけでなく、頭皮の肌状態も悪くなります。頭皮環境が良くないと、いい髪の毛は生えてこないどころか、髪は痩せてぺちゃんこになり、弱った髪の毛は抜けやすく、どんどん薄毛が進行していきます。

実は、薄毛の原因はこれだけではありません。薬や病気が影響している場合があるということも覚えておきましょう。

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免疫系の疾患には、その症状の一つとして脱毛があります。

例えば、ある薬を服用し始めてから突然抜け毛が増えた場合、また、抜け毛と共に、吐き気や頭痛、めまいなどの症状が表れているのなら、何らかの病気が原因かもしれません。そのほか、損傷を受けた部分だけが脱毛し始めたとか、円形脱毛症のようにある一部分だけ突然毛が抜け落ちたという場合もそうです。気になる症状は、医師などの専門家に見てもらう方がいいでしょう。

対策をしていきましょう

薄毛や抜け毛の脱毛症は、生活習慣や食生活を改善すれば自然と症状が良くなってくることがほとんどです。そして、髪の毛の成長には、上質な睡眠が欠かせません。髪の毛は、寝ている間に成長します。これは、就寝中に分泌される成長ホルモンによるもので、眠りについてから3時間くらいまでの分泌が最も活発になります。成長ホルモンには、髪の毛の成長を促すだけでなく、頭皮のダメージを修復する働きがあるため、深い眠りにつくことのできるよう、リラックスできるような環境づくりが大切です。
そのためには、ストレスをためないように自分なりの解消方法を見つけておくこともいいでしょう。ストレスは、血管を収縮させて血行を悪くするので、髪の毛の悩みを抱えている人には特によくありません。

また、栄養バランスのとれた食事を心掛けることも対策の一つです。ダイエットなどで無理に摂取カロリーや栄養を抑えると、それらは生きるために必要な臓器に初めに届くため、髪の毛にまで栄養がいきわたらなくなります。十分に栄養を摂って、睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を心掛けることで、自律神経を整えるのが、根本的な解決方法。自然と女性ホルモンのバランスも整いやすくなり、髪の毛や頭皮にはもちろん、体全体にいい影響が表れてきますよ。

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病院で診察するのも大切

抜け毛や薄毛で悩んでいる人は最近特に多くなりましたが、単なる抜け毛であっても、実は陰に大きな病気が潜んでいることがあります。
例えば、突然大量の髪の毛が抜け始めたとか、自分で対策するには手遅れだと感じるほど進行している場合には、一度病院で診てもらうことがおすすめです。
妊娠、出産後の抜け毛やホルモンバランスの乱れの可能性があるなら婦人科へ行くといいでしょう。
頭皮のかゆみやフケ、湿疹、炎症、吹き出物など、主に頭皮に異常を感じているのであれば、皮膚科で診てもらいましょう。
塗り薬や飲み薬を処方されることがほとんどですが、特に問題がないのであれば、経過観察として様子を見ることもあります。
抜け毛以外に体の不調があるなら、内科へ。場合によっては、血液検査や精密検査を必要とする時もあります。
強いショックや、ストレスを抱えていたり、心理的な要因が抜け毛と関係しているのであれば、精神科を訪れてみるといいかもしれません。

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このように、症状によって様々な専門家を選ぶと、より適したアドバイスをもらうことができます。多くの場合保険診療が可能なので、初診では5000円前後用意しておけば大丈夫でしょう。
もちろん、一概には言えず、数百円程度で済む場合や、レントゲン撮影、血液検査などをするのであればそれ以上かかることもあります。
抜け毛で診察に訪れる人は、思っている以上にたくさんおり、大きな都市では女性の薄毛専門外来があるクリニックもあります。ですから、少しでも気になる症状があるのなら、専門家に相談してみることが解決への近道だということを頭にいれておきましょう。

まとめ

女性の脱毛症には様々な種類がありますが、共通するのは、女性ホルモンの乱れと血行不良が原因であるということです。症状の改善には、ホルモンバランスを整えるための規則正しい生活習慣や食生活が大切であり、自律神経を整えることで、自然と体全体のバランスも整ってきます。髪の毛は、体全体が健康でないと、きれいに保つことはできません。ですから、髪の美しさに健康ケアは欠かせないものなのです。

ただ、中には脱毛症が病気のサインだということもあります。脱毛以外に体の不調があるなど、何か気になることがあれば、医師など専門家の意見を聞くのがおすすめ。女性の薄毛は、正しい対策を施せば改善する可能性が高いので、日ごろのスキンケアと同じくらいヘアケア、頭皮ケアも大切にしてくださいね。

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